かくれ低栄養
更新日:2020-01-22
「低栄養」とは?
「低栄養」とは、エネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態をいいます。
ふくよかな体型の人でも、脂質や糖質ばかり摂っていてたんぱく質などの栄養素が不足していれば、体にとっては低栄養の状態となります。また、脂肪が多くても、筋肉が少なく骨もスカスカな状態では元気に動くことができなくなってしまいます。
高齢者に多い低栄養ですが、若い人にもみられ、ストレスなどによる拒食症、過度なダイエットによる栄養の偏りなどさまざまな問題が隠れていることがあります。
どんな食事をしたらいいの?
10食品群チェックシートの活用がオススメです。その日に食べた食品の量に関係なく、食べたか?食べてないか?で判断し、食べていれば10食品群のチェックシートに〇を付けていき、1日に7食品群以上を摂取することを目標にしていきます。この10食品群をまんべんなく食べることを目標にすると自然に栄養状態は改善していくと言われています。10食品群チェックシートを使用し、自身の食事摂取状況を確認し、足りない所を補っていきましょう。
たんぱく質、葉酸、ビタミンA・D・B12は、高齢者に不足しがちな栄養素です。葉酸、ビタミンB12は赤血球を作るのに必要な栄養素です。ビタミンAは視覚、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、ビタミンDは骨や歯を形づくるカルシウムの吸収を助けるなどの働きがあります。
魚、豆類が多く、野菜・海藻・きのこ類たっぷりなお食事を心掛けましょう。