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嗜好食品について

更新日:2013-02-12

甘いものやお酒が大好きな方、たくさんいらっしゃると思います。ストレスが溜まるとつい手が出てしまう。これは糖尿病の方に限ったことではありません。
もちろん、ストレスが溜まっていなくても、甘いものを食べると幸せな気持ちになるので3時のおやつには欠かさないという人もいらっしゃるでしょう。

しかし、食事療法をする上では、お菓子やジュース・アルコールは必ずしもとらなくてはいけない食品ではないため、食品交換表でも嗜好食品として扱われています。これらは原則としては他の食品と交換することはできません。

お菓子はなぜ摂ってはいけないの?

お菓子に使用されている砂糖は糖類の中でも消化吸収が早く、血糖値を急速に上昇させます。それに対し、ごはんやパンにも糖質が含まれていますがその主成分はでんぷんで、消化・吸収はゆっくり行われるため血糖の上昇には時間がかかります。

したがって、お菓子は糖尿病の方にはあまり好ましくありません。食べた分ごはんを減らせば、とお思いの方もいると思いますが、ごはんと交換することはできないのです。

じゃあ、甘くないお菓子ならよいのかというと、これもまちがいです。どちらもとりすぎは摂取カロリーの摂り過ぎになってしまします。スナック菓子には脂質や塩分も含まれています。

どうしても、という場合は1日1単位以内に抑えましょう。毎日間食をする習慣からはやく抜け出し、だらだらと食べることのないようにしましょう。また、ジュースやスポーツドリンクにも砂糖が含まれています。のどが渇いたら、お茶か水を飲むようにしましょう。

また、最近では砂糖の代わりに還元麦芽糖やステビアといった甘味量を使用した低カロリー・ノンカロリーの商品も市販されています。甘味がほしい時にこれらを利用したり、また甘味料を使って手作りのお菓子を作ってみるのもよういでしょう。
ただ、甘味料の甘さに慣れてしまうと結局は満足できなくなり、砂糖がほしくなってきます。とりすぎると不消化のために下痢を起こすこともあるので、あくまでも補足的に使うようにしましょう。

甘味との付き合い方は人との付き合いと同じです。相手(砂糖の量)を知り、己(血糖値)を知る。それが甘味と仲良く付き合うための第一歩です。

1単位のお菓子の量
 キャンディ チョコレート サイダー
20g(約6個) 15g 200ml(コップ1杯)
 ポテトチップス アイスミルク ショートケーキ
 15g(約10枚) 50g(約1本) 24g(約1/3個)

ようかん せんべい 
27g(約1切れ) 22g(約2枚)

アルコールはなぜいけないか

1. 少量でも食欲を増進させたり、精神的にも気楽な気分になり、つい食事量が多くなる。

2. 飲み始めると一定量でやめられず、血糖コントロールの悪化につながる。

3. アルコールは毎日飲み続けると、肝機能・インスリン分泌の低下、中性脂肪の増加をもたらす。

4. 食事をとらずに、血糖降下薬やインスリン注射をしている人がアルコールをとると、低血糖を起こしやすくなる。

などが、主な理由です。

その他に、栄養的にみてもアルコールのカロリーは1g7Kcalありますが、飲んでも糖質・脂質・たん白質などの栄養は含まれておらず、カロリーだけとってしまう、いわば中身のないカロリーなのです。栄養がとれないのですから、ごはんなど他の食品と交換することは栄養障害を招きやすいので、原則としてできません。

また、アルコールだけでなく、つまみのカロリーも問題になります。あつまみは高カロリーな揚げ物や肉や魚などのたん白質食品に偏りがちで、栄養バランスも悪いことが挙げられます。脂っこい料理は避け、刺身や冷奴、サラダなどにするなど選びかたに気をつけましょう。

アルコールが飲める条件

原則として、禁酒ですが、一般的には主治医が病態をみて、飲酒を許可することもあるでしょう。アルコールを飲むときは、必ず主治医の許可を受けましょう。しかし、その場合であっても、食事のエネルギーはきちんと守り、1日2単位まで、週2日以上休肝日をつくるようにすることが大切です。

 ●血糖値が安定し、合併症もない
 ●肝臓、膵臓が機能している
 ●動脈硬化を起こしていない
 ●中性脂肪が正常で太っていない
 ●アルコールを決められた量で止められる

 アルコールの2単位量(160kcal)
日本酒 ビール
小とっくり1本(150ml) 中瓶1本弱(400ml)
 ウイスキー ワイン
 シングル2杯(60ml) グラス1杯(200ml)

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