HOME > 病気について > 肝臓病 > どのような状況にある時に肝臓の病気をさらに疑うか?

どのような状況にある時に肝臓の病気をさらに疑うか?

更新日:2013-02-12

次のようなことが思い当たる人は、肝疾患との関わりをさらに念頭に置くべきです。

★ 肝疾患の家族歴…『母親の家系内に、B型(HBs抗原陽性)の慢性肝疾患が多い』『家系内に肝硬変や肝臓癌で亡くなった人がいる』『家系内に、献血時使えない血液であると言われた人がいる』などの背景を持つ人。

★ 輸血歴…『古い輸血歴(特に日本で売血制が行われていた1964年以前)』『輸血後に黄疸がでたり、肝機能異常を指摘されたことがある(輸血後肝炎)』『複数回の輸血歴』『大量の輸血』『枕元輸血(採取したばかりの血液を検査なしに即座に輸血された場合)』などの既往歴を有する人。

★ 薬物好癖…静脈注射で投与される麻薬、覚醒剤などの使用歴、特に『回し打ち』の経験者。

★ 刺青(イレズミ)…1980年代までに施行されたもの(古いものほど危ない)

★ 不特定多数との性交渉の機会を持つ人。

★ アルコ-ル多飲者…酒換算で平均3合/日を5年以上続けている人。

★皮膚の変化…『吹き出物がでやすくなる』『肌が浅黒くなる』『化粧品や洗剤に負けやすい』『手のひらが赤い』『上半身に赤い斑点がでる』などの症状。

★ 健康診断時に、わずかであっても肝機能が正常の範囲を超えていながら、その後詳しく調べていない人。

★ 自己免疫疾患の家族歴、既往歴並びに体質を指摘されたことがある人で、微妙な肝機能の変化…γ-GTP、ALP、ZTT、GPT(ALT)あるいは免疫グロブリンの上昇など…や自己抗体(抗核抗体など)を認めた時。 

Copyright(c) 2012 - 2023 浜田内科・消化器科クリニック All Rights Reserved.
Top