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肝臓病の予備知識

更新日:2013-02-12

健康を守ろうとするときに大事なことは、自らが関わる可能性のある病気を、正しく理解することです。

決して『世間話』程度の理解ではなく、医学的に正しい知識を身につける努力を積み重ねることが大切です。

医者の説明が、一方的な押しつけであったり、きわめて大雑把な内容である場合は、十分に納得できるまで話し合うべきでしょう。そのような患者側からの要請にどの程度誠実に答える姿勢があるかも、医者選びの重要なポイントです。

肝臓病を理解する上での基本的な知識の整理をしましょう

肝臓病は、多くの病気がそうであるように、『急性期の肝障害(急性肝炎)』と『慢性期の肝障害(慢性肝炎、肝硬変、肝癌などの慢性肝疾患)』に分類されます。

急性期肝障害は、一般的には一過性であり、劇症化を回避できれば予後は良好で、ほとんどの場合後遺症を残しません。ただ,劇症化した場合は非常に重篤で、死亡率は7-8割です。

ただし、C型の急性肝炎は、劇症化することがほとんどないかわりに、60-80%の割合で慢性化することがわかっています。

慢性期に移行した場合、原因および治療によりますが、あるものは慢性肝炎,肝硬変と進展し,あるものは軽微な肝障害で終わることもあります。

『白血病は短編小説(古典的血液学の評価において)』と言うとらえ方をしたとき、『慢性肝疾患は、長編小説』にたとえられますが、なだらかな坂道をじわじわと上り詰めた後に、『肝不全』『食道静脈瘤破裂』『肝癌の合併』などのいわば『断崖絶壁』がそそり立つ...と言うような展開の病気なのです。

肝臓病の原因

(1)ウイルス (いわゆる肝炎ウイルス、およびその他のウイルス)

(2)アルコ-ル

(3)薬剤性

(4)自己免疫的機転

(5)代謝性

(6)その他

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