肝障害を引き起こすほかの原因を的確に除外した上で、原因の薬剤を突き止めることが病態増悪の予防並びに治療の第一歩です。原因が判明すれば、その薬剤を中止することにより『薬剤性肝障害』の病態は治癒します。 ただ、黄疸が出現して遷延する場合や重症化(時に激症化)する場合もあり、時に、ステロイドなどによる免疫抑制療法も必要になることがあります。
原因となった薬剤(及び類似の構造の薬物)については、今後決して使用しないことが大切です。