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肝臓の働き

更新日:2013-02-12

1.栄養素の貯蔵と加工
1)糖
2)脂肪
3) 蛋白質
2.胆汁の生成と分泌
3.解毒作用
4.血液凝固因子の生成

1. 栄養素の貯蔵と加工

私たちが食べている食事は栄養素(糖・脂肪・蛋白質)として小腸で吸収され門脈を通って肝臓で、貯蔵したり自分の体に適合した形に加工し、必要に応じて血管を通って全身に送り出されます。

例えば、私たちが牛肉や豚肉の肉を食べてもちゃんと自分の筋肉などの体の一部にすることができるのは、肝臓のおかげなのです。

では、三大栄養素である、糖・脂質・蛋白質をどのように肝臓が、貯蔵と加工しているのでしょうか?

1)糖質

糖質食品(ごはん・麺類・パン・果物など)は、胃・腸で消化され、単純な糖になり、門脈を通って肝臓へ運ばれてきた糖は『グリコーゲン』という物質に形かえて、肝細胞で貯蔵され、必要時(空腹時や絶食時体の中で糖が減少した時)ブドウ糖にかえて様々な組織のエネルギー源として、全身に送られます。

2) 脂肪

脂肪は小腸で脂肪酸、グリセロールという物質に分解され、吸収されて肝臓へ送られます。肝臓で貯蔵されたり、加工されて、胆汁やコレステロールの成分となります。また筋肉や脂肪組織に送られ、貯蔵されたり、エネルギーとなります。

3)蛋白質

肉・魚などの蛋白質は、小腸でアミノ酸という小さな物質に分解され、肝臓に吸収されます。肝臓の中でその蛋白質は私たちの体に必要な蛋白質(アルブミン・ホルモンなど)として、つくりかえられ、それぞれの組織に送られるのです。

2. 胆汁の生成・分泌

胆汁は古くなった赤血球を主な材料として、肝臓の肝細胞でつくられます。そして胆管を通って、いったん胆嚢にためられ、ここで4~10倍に濃縮され食べ物をたべるとその刺激で十二指腸へ送られます。(胆汁の1日分の分泌量は500~800ml、苦味があり黄色)
胆汁の成分の主なものに

・胆汁酸塩
・胆汁色素(便の色)
・コレステロール

などがあり、特に胆汁酸塩が小腸からの脂肪・ビタミン・鉄・カルシウムなどの吸収を助けたり、コレステロール・薬物・毒物などを排泄する働きがあります。

3.解毒作用

解毒作用は老廃物や体内に取り込まれた様々な有害物質(薬剤・防腐剤・着色料・アルコールなど)を無害なものに変える働きを肝臓で行っています。

4.血液凝固因子の生成(出血の時、血をかためる)

肝臓では出血の際に止血の役目をする血液凝固因子というものが作られます。これは、肝臓の蛋白質で、胆汁の働きによって腸管から吸収されたビタミンKの作用をうけ作られます。

このように、様々な肝臓の働きがあります。

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